意匠登録– 『かたち』には、価値がある。 ブランドを強くするデザイン戦略。 –

その『デザイン』が、事業の価値を高めます。

• 「心を込めて作り上げた商品のデザイン。もし他社に真似されたら…」
• 「このデザインこそが、私たちのブランドの『顔』。きちんと権利で守りたい」
• 「複数のデザインバリエーションがあるが、効率よく守る方法はないだろうか？」

デザインに込めた想いを守るのが意匠登録です。 

しかし、その申請の仕方一つで、短期的にデザインを保護する最低限のお守りで終わるか、未来のビジネスを力強く後押しする『事業資産』になるかが大きく変わることをご存知でしょうか。

ここでは、その大切な分かれ道について、順を追ってご説明します。

意匠権の価値を高めるためには、
出願前の『設計』が重要。

大切なデザインを守るために、特徴的な部分だけを切り取って権利化したり（部分意匠）、デザインのバリエーションをまとめて保護したり（関連意匠）すること。それは、専門家として当然行うべき、いわば「基本の守り」です。

私たちデジナーレの役割は、そこで終わるとは思っていません

お客様の5年後、10年後の事業展開までを見据えた、『未来のための意匠設計』を常に考えています。

例えば、特徴的な「脚」を持つ、美しい椅子を開発したとします。

意匠の場合まずは、真似されたくないデザインの『核心』について正確に認識を共有します。その上で、 椅子のデザインコンセプトを、将来的にテーブルや照明、他の家具にも展開していく予定があるか、将来の可能性についても検討を重ねます。

もしそのようなビジョンをお持ちの場合、単に「椅子」として権利取得するだけではなく、より本質的な「特定の曲線を持つ家具の構造体」といった応用範囲の広い形や、特徴的な「椅子の脚」部分を権利化することを『設計』します。

これは、目先の模倣を防ぐためだけではなく、将来、テーブルなど新しい製品を開発した際に、すでにその核となるデザインの権利が確保されている状態を創り出すためです。そうすることで、未来の製品開発の自由度を守り、ブランドとしての一貫性を長期にわたって維持するための、土台を築きます。

目の前の製品を守るだけでなく、お客様のデザイン資産が、未来の事業展開においても価値を発揮し続けるための礎を築くこと。それこそが、私たちデジナーレが提供できる一歩先の価値です。